今日もアレ的なsomethingについてアレしていく。
まおにゃすだお。
俺のことをよく知っている人には、今さらの話なのだが。
俺は、木村拓哉が大好きだ。
そして、GLAYが大好きだ。
小学生のころに『HOWEVER』や『誘惑』や『SOUL LOVE』を聴いて、そのまま今に至る。
今もなお深刻な病気にかかっている。
医者に行ったら、「あなたの中二病は一生治りません」と言われた。
ほかにも好きな音楽や、影響を受けた人はたくさんいる。ただ、木村拓哉とGLAYに関しては、俺の中で別枠である。
好きなものは、なかなか変わらない。
一途な男なのだ。
このあたり、あとで覚えておいてほちぃ。
*
木村拓哉は、当然ながらかっこいい。
そんなことは俺がわざわざブログに書かなくても、皆さんご存じであろう。俺が発見したわけではない。
ただ、顔や服装だけの話ではない。
俺が惹かれるのは、木村拓哉が、ずっと木村拓哉でい続けているところだ。
俳優でも、歌っていても、何をしていても、こちらが憧れる木村拓哉でいてくれる。
もちろん、ご本人にしかわからないことは、いくらでもあると思う。
それでも、見ている俺には、そう感じられる。
尾崎豊の『僕が僕であるために』という曲も好きなのだが、自分が自分であり続けるというのは、簡単そうで、全然簡単ではない。
周りの期待も、時代も、自分の状況も変わる。
その中で、ブレずにいる。
男として、そういうところがかっこいいなと思うのだ。
GLAYに惹かれるのも、俺の中では近い。
音楽が好きなのはもちろん、あの仲間たちでGLAYを続けている姿が好きだ。
変わっていくものがある中で、変わらないものもある。
俺も、そういう男でありたい。
という立派な前置きをしたところで、昔の話をしようと思う。
もう、そろそろ話してもいいころだろう。
*
コロナ禍のことだ。
イベントのスタッフとして現場に入るため、PCR検査を受けることになった。
結果は、陽性だった。
気をつけていたつもりだったが、感染してしまっていた。
ただ、俺自身は、ほとんど自覚症状がなかった。
少し喉が痛いくらいで、熱もなく、体は元気だった。
とはいえ、外には出られない。
仕事のアポイントも、会食も、ゴルフも、予定を変更してもらわなければならなかった。
会社のメンバーや取引先に、感染したことと、リスケのお願いを連絡した。
皆さん、とても優しかった。
「お体、大丈夫ですか」
「こちらは気になさらず、ゆっくり休んでください」
ありがたいことである。
ただ、そう言っていただくほど、俺は少し困っていた。
実は、かなり元気だったからだ。
でも、深刻な被害が出ていた病気でもあるし、予定も変えていただいている。
そこで「いやあ、俺はピンピンしてるんですけどね」と返すのも、なんだか申し訳ない気がした。
結果、少し熱もあるけれど大丈夫です、というような返事をしてしまった。
熱は、なかった。
喉は少し痛かった。本当に。
そこで俺は、ない熱を少し足した。
皆さんの優しさを前にして、なぜか症状のほうを寄せにいってしまったのである。
*
すると、連絡が来なくなった。
電話も鳴らない。
メールも来ない。
会社のメンバーも、取引先も、休ませてくれようとしていたのだと思う。
本当にありがたい。
そして、とてつもなく暇だった。
起業してから、それまで、仕事の連絡が一切来ない日なんて、ほとんどなかった。
月曜日も日曜日も、朝も夜も、何かしら来る。
ところが、急に静かになった。
体は元気。
時間はある。
外には出られない。
こんなに何も来ないのであれば、普段あんなに来る連絡は、もう少し分散していただけないものだろうか。
忙しいときはまとめて来て、暇なときは全員で来ない。
皆さん、どこかで打ち合わせをしているのか。
そんな中、YouTubeだったと思うが、たまたま『ロングバケーション』を見かけた。
おすすめだったのか、何かの映像だったのかは覚えていない。
昔、見たことはある。
時間もある。
もう一回、見てみることにした。
*
かっこいい。
木村拓哉が、とんでもなくかっこいい。
今もかっこいいのだが、当時の木村拓哉も、やっぱりかっこいい。
そして、ピアノを弾いている。
俺も、ピアノを買おうかなと思った。
習いに行くのもいい。
今からピアニストという道も、あるのではないか。
さすがにピアニストは冗談だが、ピアノを習おうとは、本気で思った。
外出できない男が、習い事の通学を検討している。
まず、家から出られるようになってから考えてほちぃ。
ただ、申し込みに至る前に、次の作品が来た。
『ラブジェネレーション』である。
今度の木村拓哉は、広告代理店で働いている。
俺も、新卒で広告代理店に入った。
これは、ちょっと胸にくる。
懐かしいような、くすぐったいような。
俺も、あんな感じだったのだろうか。
同じ業界にいたという一点だけで、ずいぶん大胆な照合を始めている。
会社の業種が同じだからといって、顔まで似ていたことにはならない。
ただ、この作品に関しては、職歴が既に対応していた。
よかった。
転職せずに済んだ。
そして、間髪入れずに『ビューティフルライフ』を見た。
美容師の木村拓哉である。
これが、またかっこいい。
髪を切っている。
俺も、美容師になろうかなと思った。
美容専門学校、今からでも行けるのだろうか。
さっきまでピアノを習おうとしていた男が、今度は美容師になろうとしている。
鍵盤にも触っていないのに、もうハサミを持とうとしている。
忙しい。
仕事の連絡は一件も来ないのに、進路の検討だけが、やたら忙しい。
*
そんな十日間だった。
ひたすら木村拓哉のドラマを見ては、その職業になろうか迷っていた。
ピアニスト。
広告代理店勤務。
美容師。
俺の将来の夢が、番組表に連動している。
冒頭で俺は、何と書いただろうか。
木村拓哉が、木村拓哉でい続けるところが好きだ。
ブレずにいる姿がかっこいい。
俺も、そういう男でありたい。
その俺が、ドラマ一本ごとに、なりたい自分を変更していた。
好きな人は、ずっと同じだ。
なりたい職業だけが、落ち着かない。
周りの皆さんが、俺の体を気遣って連絡を控えてくれている間に、俺は勝手に将来を何度も考え直していた。
おかげさまで、体は元気でした。
進路が少し、不安定でした。
これが、俺のロングバケーションである。
次の長い休みは、感染なんかではなく、普通に取れたらいいと思う。
そのとき何をするかは、まだ決めていない。
ピアノもハサミも触っていない俺が、次は操縦桿を握りたがる。
そもそも高所恐怖症だし。
的なフィーリングはいかがかな?